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トレイルランニングシューズにおけるフォームケミストリーの重要性

EVA、TPU、PEBA。それぞれ特性を持ちますが、いずれもトレードオフが存在します。Arnitel® Performance(次世代TPC)が、いかに高反発性、耐久性、気候レジリエンス、サステナブルなケミストリーにより、現代のトレイルランニング要求を満たす包括的なソリューションを提供するかをご紹介します。

近年のトレイルシューズには、これまで以上の多機能性が求められています。山岳地帯の登攀、未舗装路での高速走行、四季を通じた耐久性、さらには環境負荷の低減まで。これらすべての中心にあるのがフォーム材料です。しかし、すべてのフォームが同等ではありません。EVA、TPU、PEBAといった材料がこれまでの高機能シューズを支えてきましたが、それぞれに特有のトレードオフや耐用年数の制約が存在します。

それが、norda 005の開発チームが直面した課題です。Envaliorとの共同開発によって、nordaは世界最軽量かつ最高レベルの耐久性を誇るトレイルシューズを設計。100% Arnitel® Performanceフォームミッドソールを採用し、従来にない反発性、耐久性、気候適応性を実現しました。

Arnitel® Performanceは熱可塑性エラストマーとして、新たな基準を打ち立てつつあります。反発性、耐久性、リサイクル性に優れているだけでなく、高度な設計自由度を有し、ブランドのnordaのような先進的な技術によって、プロテクションや推進力を犠牲にすることなく軽量化が実現しています。このバランスこそが、norda 005をトレイルランニングシューズの激戦区において際立たせる要素です。反発力、耐久性、リサイクル性に重点を置いて設計されており、従来のパフォーマンスではなく、次世代のパフォーマンスを実現するための製品です。

妥協のコスト

あらゆるフォーム材には、その特性に裏打ちされたストーリーがあります。EVAのストーリーはコストパフォーマンスに優れる一方、一貫性を犠牲にしています。軽量で低コストですが、エネルギーリターンが低く、また化学的な架橋工程が必要となるため、サステナビリティの観点では最適とは言えません。TPUは優れたエネルギーリターンを発揮しますが、高温・低温環境下で性能が変動しやすく、環境面での懸念も伴います。PEBA(TPE-A)はスーパ―シューにおける高い反発力で高評価を受けますが、トレイル用の耐久性に求められるスケールでは脆弱な印象が残りやすいのが現状です。

トレイルランナーおよびウルトラマラソンにおいて、こうした素材の制約は早期に顕在化します。あるnorda 005のテスターは次のように述べています:「大半のレース用シューズは150マイルで寿命を迎えますが、私は300マイル経過してもまだ問題なく使用できています。それが全てを物語っています。」 高温、降雪、泥、急勾配などの過酷な条件下で走行する際には、条件付きの性能では不十分です。

発泡体を根本から再考する

Arnitel® Performance は、根本的に異なるアプローチを採用しています。化学的な架橋を持たないリサイクル可能な熱可塑性樹脂として、EVAやTPUでは実現できない優位性を提供します。窒素系結合を含まないため、焼却時にNOx排出がありません。熱硬化性構造を持たないため、サーキュラーエコノミー用途における再加工が可能です。また、食品接触・飲料水・医療用途向け認証グレードと同じ化学構造を持つため、より高い純度とプロセス管理を実現します。

ECOバリアントはさらに進化し、最大50%の再生可能原料(例:菜種油)を活用し、ISCC認証のバイオマスバランスオプションも提供可能です。既存の生産設備へ追加の設備投資や再設計なしに組み込むことができ、環境配慮と大規模展開可能なインフラの両立を実現します。

先進的な発泡技術と高次の安定性

試験において、Arnitel® Performanceは一貫して80%以上の反発弾性を発現し、軽量構造でTPU比15~20%、PEBA比最大5%高い性能を示しています。また、時間や温度変化に対してもその反発弾性を維持します。TPUが低温で硬化・高温で軟化するのに対し、Arnitel® Performanceは−20°Cから+100°Cまでモジュラスを安定に保持します。これは、氷点下の稜線登攀や砂漠地帯の高温下でも、足裏のフィーリングに予期しない変化が少ないことを意味します。

Arnitelの物理発泡プロセスは、設計者が特性を精密に調整することを可能にします。厚いスタックやカーボンプレートに依存せず、リバウンド性および安定性を実現します。あるnordaアスリートは次のように述べています:「リバウンドが持続し、何マイル走っても失われません。疲労が蓄積したときにも、その反発力で前方への推進をサポートします。

あらゆる路面を制する一足

多用途性はトレイルランナーにとって単なる付加価値ではなく、必要不可欠な要素です。多様な路面が存在する現代において、シューズはテクニカルトレイルから舗装路、未舗装路までシームレスに移行することが求められます。norda 005に採用されているArnitel® Performanceフォームは、どの路面でも高い安定性と推進力を提供します。これにより、途中での装備変更や無駄な重量増加を避けることができ、真のオールテレイン性能を実現します。

nordaアスリートの声:「以前はロードとトレイルでシューズを履き替えていましたが、今はその必要がありません。」

Arnitel® Performanceは、単なるフォーム材ではありません。norda 005など、既にエリート向けギアに活用されているトレイル対応イノベーションの中核です。性能、サステナビリティ、現場での多用途性が融合した新たなトレイルシューズ開発の基盤となっています。長距離向けスーパ―シューズの材料選定においても、Arnitel® Performanceは高い信頼性を提供します。

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